ポータル2は、steamを運営しているValve Softwareの開発したシングル・マルチプレイ用のパズルゲームです。
steamではもちろん、ps3、xbox360からも発売されています。
フレンドと何か協力して遊べるゲームはないかと探していたときに本作を見つけました。

実はこのゲーム、ジャンルとしてはFPSに含まれるんです。
といっても敵を銃で倒していくものではなく、「ポータルガン」と呼ばれる銃を使ってステージの謎解きをして脱出するというゲームなんですね。
なので、CODや今流行りのApexで必要とされるエイム力が無くても余裕で楽しめてしまうのが本作の魅力の一つになります。

パズルゲームなのにシナリオと演出が巧妙

シングルモードでは前作のストーリーの続きが楽しめます。
舞台は前作から100年後。ガイドAI「ウィートリー」がゲームを案内してくれます。
このウィートリーとの会話が読んでいて面白いんです。字幕が想像以上に皮肉ってくる(笑)
前作のボス「グラドス」も登場します。

ゲームが進むごとにだんだん口汚くなっていき、主人公に対して辛辣な口調になっていきます。
登場するキャラクターと演出が完全にマッチしていて、早く次のステージに進みたい意欲を促進させるものになっています。
私は前作をプレイしていなかったのですが、ゲーム内で色々説明してくれるので、今作からでも全然楽しめました。
それでも最後までクリアした時は1からやっておけば…とちょっと後悔しましたね(笑)

飽きさせない謎解き

操作性はよくあるFPSと同じで、青色とオレンジ色の弾を撃つことができる銃を使ってパズルを解いていきます。
壁や天井、床に弾を当てると青色とオレンジ色の穴(ポータル)が現れ空間を繋げることが可能になります。

空間を通り抜けたときのスピードは維持されるので、高所から下に設置したポータルに落ちると、落下した勢いのまま一方のポータルから飛び出してきます。
こうした「スピード」を利用する仕掛けも待ち構えています。

また、攻撃してくる敵なんかも出てくるのですが、ポータルガンではダメージを与えられません。
プレイヤーは脆いので攻撃されるとすぐ死んでしまうんですよね。こうした敵を掻い潜って謎を解いていくのも刺激的で面白かったです。

他にも新たに追加されたジャンプ台や加速ジェル、反発ジェルといった新ギミックが謎解きを単調なものにさせていません。
多少のアクション性も求められますが、部屋の床に絵でヒントが書いてあるので、詰まったときは参考にしましょう。
謎解きゲームって途中で理不尽な難易度のステージが1個はよく用意されてたりしますよね。

このゲームはどれも程よい難易度で、考えれば誰でも絶対に解けるものに仕上がっているのは個人的にもかなり評価が高いです。

前作には無かった協力モード

このゲームのメインコンテンツと個人的に思っているモードです。

2人でプレイすることでポータルが4つ設置できるようになり、難易度はシングルよりも難しく複雑になっています。
また、この手の協力モードにしては珍しく、登場人物が結構喋ります(笑)

なので、シングルモードでストーリーを堪能した後にプレイすると、より楽しめるかもしれませんね。
40ステージ以上のパズルを2人で攻略していくのですが、シングルとは違った新鮮な気持ちでプレイ出来たので最後まで飽きることはありませんでした。
というのも、協力モードでは片方が分かっただけで解けるものと、両方が分からないと解けないものが混ざっているんです。
先に分かったプレイヤーはVCなどを使って相方に説明する必要があります。

中にはタイミングが重要なのもあって、ポータルを作る位置を教えるだけでなく、どういった理由で開けるのかを理解させないといけないわけです。
ちなみに私は教えて貰うばかりでした(笑)

このもどかしさはストレスに感じるかもしれませんが、うまく伝わったときや教えられたことが完全に理解できたとき、その何倍もの喜びや楽しみを感じることができるんですね。
仲のいいフレンド同士でプレイすると最高に楽しめると思います。
発売してから結構経つ作品なので、野良でプレイするのはちょっと難しいかもしれません。

おわりに

演出とゲームシステムがこんなに噛み合わさっているとはプレイする前は想像もしていませんでした。
普段謎解きゲームはほとんどやらないのですが、海外ゲーム特有のコミカルな台詞回し、先が気になるストーリー性のおかげで、最後まで楽しくプレイすることができました。
グラフィックも今プレイしても全然見劣りすること無く、一つ一つのステージの作り込みも目を見張るものとなっています。

「パズルゲーム」だけで見ても良作なので、協力モードだけ遊びたいという方にもオススメできる作品です。
ちなみに総プレイ時間は30時間程度でした。
興味を持たれた方は是非遊んでみてください。

 

ジャンル アクションパズル
メーカー Valve Software
販売サイト https://store.steampowered.com/app/620/Portal_2/?l=japanese
リリース日 2011年4月18日
対応OS Windows 7 / Vista / XP
https://i0.wp.com/gamerstand.net/wp-content/uploads/2019/02/Portal2.jpg?fit=460%2C215&ssl=1https://i0.wp.com/gamerstand.net/wp-content/uploads/2019/02/Portal2.jpg?resize=150%2C150&ssl=1gamerPCゲームゲームレビューポータル2は、steamを運営しているValve Softwareの開発したシングル・マルチプレイ用のパズルゲームです。 steamではもちろん、ps3、xbox360からも発売されています。 フレンドと何か協力して遊べるゲームはないかと探していたときに本作を見つけました。 実はこのゲーム、ジャンルとしてはFPSに含まれるんです。 といっても敵を銃で倒していくものではなく、「ポータルガン」と呼ばれる銃を使ってステージの謎解きをして脱出するというゲームなんですね。 なので、CODや今流行りのApexで必要とされるエイム力が無くても余裕で楽しめてしまうのが本作の魅力の一つになります。 パズルゲームなのにシナリオと演出が巧妙 シングルモードでは前作のストーリーの続きが楽しめます。 舞台は前作から100年後。ガイドAI「ウィートリー」がゲームを案内してくれます。 このウィートリーとの会話が読んでいて面白いんです。字幕が想像以上に皮肉ってくる(笑) 前作のボス「グラドス」も登場します。 ゲームが進むごとにだんだん口汚くなっていき、主人公に対して辛辣な口調になっていきます。 登場するキャラクターと演出が完全にマッチしていて、早く次のステージに進みたい意欲を促進させるものになっています。 私は前作をプレイしていなかったのですが、ゲーム内で色々説明してくれるので、今作からでも全然楽しめました。 それでも最後までクリアした時は1からやっておけば...とちょっと後悔しましたね(笑) 飽きさせない謎解き 操作性はよくあるFPSと同じで、青色とオレンジ色の弾を撃つことができる銃を使ってパズルを解いていきます。 壁や天井、床に弾を当てると青色とオレンジ色の穴(ポータル)が現れ空間を繋げることが可能になります。 空間を通り抜けたときのスピードは維持されるので、高所から下に設置したポータルに落ちると、落下した勢いのまま一方のポータルから飛び出してきます。 こうした「スピード」を利用する仕掛けも待ち構えています。 また、攻撃してくる敵なんかも出てくるのですが、ポータルガンではダメージを与えられません。 プレイヤーは脆いので攻撃されるとすぐ死んでしまうんですよね。こうした敵を掻い潜って謎を解いていくのも刺激的で面白かったです。 他にも新たに追加されたジャンプ台や加速ジェル、反発ジェルといった新ギミックが謎解きを単調なものにさせていません。 多少のアクション性も求められますが、部屋の床に絵でヒントが書いてあるので、詰まったときは参考にしましょう。 謎解きゲームって途中で理不尽な難易度のステージが1個はよく用意されてたりしますよね。 このゲームはどれも程よい難易度で、考えれば誰でも絶対に解けるものに仕上がっているのは個人的にもかなり評価が高いです。 前作には無かった協力モード このゲームのメインコンテンツと個人的に思っているモードです。 2人でプレイすることでポータルが4つ設置できるようになり、難易度はシングルよりも難しく複雑になっています。 また、この手の協力モードにしては珍しく、登場人物が結構喋ります(笑) なので、シングルモードでストーリーを堪能した後にプレイすると、より楽しめるかもしれませんね。 40ステージ以上のパズルを2人で攻略していくのですが、シングルとは違った新鮮な気持ちでプレイ出来たので最後まで飽きることはありませんでした。 というのも、協力モードでは片方が分かっただけで解けるものと、両方が分からないと解けないものが混ざっているんです。 先に分かったプレイヤーはVCなどを使って相方に説明する必要があります。 中にはタイミングが重要なのもあって、ポータルを作る位置を教えるだけでなく、どういった理由で開けるのかを理解させないといけないわけです。 ちなみに私は教えて貰うばかりでした(笑) このもどかしさはストレスに感じるかもしれませんが、うまく伝わったときや教えられたことが完全に理解できたとき、その何倍もの喜びや楽しみを感じることができるんですね。 仲のいいフレンド同士でプレイすると最高に楽しめると思います。 発売してから結構経つ作品なので、野良でプレイするのはちょっと難しいかもしれません。 おわりに 演出とゲームシステムがこんなに噛み合わさっているとはプレイする前は想像もしていませんでした。 普段謎解きゲームはほとんどやらないのですが、海外ゲーム特有のコミカルな台詞回し、先が気になるストーリー性のおかげで、最後まで楽しくプレイすることができました。 グラフィックも今プレイしても全然見劣りすること無く、一つ一つのステージの作り込みも目を見張るものとなっています。 「パズルゲーム」だけで見ても良作なので、協力モードだけ遊びたいという方にもオススメできる作品です。 ちなみに総プレイ時間は30時間程度でした。 興味を持たれた方は是非遊んでみてください。   ジャンル アクションパズル メーカー Valve Software 販売サイト https://store.steampowered.com/app/620/Portal_2/?l=japanese リリース日 2011年4月18日 対応OS Windows 7 / Vista / XP話題や人気のゲームに関するレビューや攻略情報を紹介