日本のみならぬ、今では世界中で大人気の「ポケモン」シリーズの記念すべき第1弾です。
当時はあまり流行っていなかった「コンプリート要素」や「交換要素」が物凄い流行をするようになったゲームの1つと言えます。
最初は「赤・緑」の2バージョンを販売し、それぞれのバージョンでしか出現しないポケモンを捕獲、友達と交換するといったコミュニケーションツール的な役割も果たし
、当時の子供達や大人達にとてつもない影響を及ぼしました。
後に一部グラフィックや「ポケモン図鑑」のポケモン説明文、ポケモンの出現率や種類を一部変更した「ポケットモンスター青」を「コロコロコミック」での通信販売限定で販売もされました。
(青版は後に1999年10月10日に一般販売はされましたが、極めて入手方法の少ないゲームソフトであったため、中古ソフト市場でもかなりの高騰をしていました。(1996年から2000年程まで放送されていた「64マリオスタジアム」での「ポケモンリーグ」というコーナーでのプレゼントなど)

更に映画「ミュウツーの逆襲」の公開記念として1996年より放映開始しているアニメ「ポケットモンスター」の主人公サトシの相棒であるピカチュウを最初のポケモンに固定し、アニメ要素をふんだんに盛り込んだ
「ピカチュウバージョン」が1998年9月に発売されました。(当時のコロコロコミックでは2作目の「~金・銀」が製作を延期、遅れてしまっている事へのお詫びとして急遽販売したとのこと)

ゲーム内容

主人公(名前は特に決まっていない)はある時、近所の「オーキド博士」に呼ばれ、彼の研究所に向かうのだが博士はおらず、街の外にある草むらに入ろうとしたらオーキド博士に「入っちゃいかーん!」と呼び止められ、彼の研究所へ向かう事に。
そこで3匹いるポケモンのうち、1匹を選んで自分の相棒とし、博士より自分の夢である「ポケモン図鑑」の完成を依頼されます。(本人は年のせいでもうムリはできないとのことなので)
主人公はカントー(日本の関東をモデルにしている模様)地方を旅し、各地のポケモンジムに挑んだり、各地で悪事を働く「ロケット団」と戦ったり、最終的にはポケモンリーグに挑み、チャンピオンとも戦う事になります。
(図鑑はチャンピオンにならないと行けないダンジョンにいるポケモンを捕獲しないと最後まで完成できない)

図鑑を完成させるには「野生のポケモンをモンスターボールなどで捕獲」「手持ちのポケモンを進化させる」「NPCのキャラもしくは友達と通信交換を行う」「NPCからプレゼント、ゲームコーナーの景品」といった方法で入手し、1つずつ埋めていきます(当初は150匹でしたが、とある事情で151匹に)

プレイして面白い点

お手軽にポケモンを育成し、相手と交換・対戦が出来るというのが大きな点です。前述のとおり、これが一つの「コミュニケーションツール」という役割を果たしており、「バージョン違いの友達を探してポケモンを交換してもらう」楽しみも出てきました。
シナリオもいたってシンプルな為、深く考えずにプレイが出来るし、いろいろなところに細かい設定などがあるので、考えるのが好きな人にはそのあたりの考察も可能です。

プレイして良くなかった点

とにかくバグの多さがよくも悪くも印象が強いところです。場合によってはセーブデータの破損もあり得るのでそれでセーブデータが消えて最初からやり直す事も…。
あと、初代故仕方ない事だとは思いますが、通信対戦のバトルバランスが酷すぎました。(これは後にピカチュウ版やニンテンドー64のポケモンスタジアム等でルールが追加され、マシになりましたが)
一部のポケモンが異様なまでの強さを見せていたり、全国大会などではほぼ使うポケモンが一緒という珍事もありました。

バグ

初代ポケモンの代名詞の1つともいえるのがバグの存在です。
一番有名ともいえるのは「セレクトボタンでレベル100」や「幻のポケモンのミュウを捕獲できる」などでしょうか。他にもアイテム増殖やら何やらと、数えたらキリがないくらいバグが多彩でした。

総評

最初のポケモンは収集・交換要素だけでなくバグもとにかく有名でしたが、それ以上にゲームとしての出来は最高で、メディアミックスも上手くいき、コミカライズだけでもかなりの数なうえに、ポケモンカード、テレビアニメ化などと、社会現象にまで発展したのは非常に珍しいケースです。(アニメは一度某シーンで放映自粛もありましたが、その後は何の問題もなく、2019年現在でも絶賛放映中)

この後、1999年に11月21日に新作で、かつ本作の数年後を描いた「ポケットモンスター金銀」が発売、ポケモン人気が加速するわけですが、金銀へ自分のポケモンを連れていけるという嬉しいサプライズもあり、本作をよりプレイする人も多かったとか。

更には2004年にゲームボーイアドバンスで本作のリメイクにあたる「ファイアレッド・リーフグリーン」を発売、当時の最新作の「ルビー・サファイア」と通信が可能だったり、新しいマップに行ける、当時(通称第3世代)の図鑑になったので合計386種類のポケモンを図鑑に登録ができるようになっております。

そして2018年にはニンテンドースイッチでピカチュウ版をベースにいろいろ遊びやすくリメイクした「ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ」が発売されました。こちらはポケモン図鑑が初期の151匹+αに戻ってしまったものの、二人で一緒にプレイしたり、大人気スマートフォンゲーム
「ポケモンGO」と通信をしてポケモンをスイッチ側に移動したりと、面白い試みをしているのが特徴です。

現在この初代ポケモンを遊ぶ場合は3DSのバーチャルコンソール機能を使って購入する事が可能で、店頭などではダウンロードカードのみと、当時の箱や説明書を再現した特別なタイプの2種類があり、お好みで買う事が出来ますので、興味がある方はぜひプレイしてみましょう。

https://i0.wp.com/gamerstand.net/wp-content/uploads/2019/02/pokemon.jpg?fit=600%2C300&ssl=1https://i0.wp.com/gamerstand.net/wp-content/uploads/2019/02/pokemon.jpg?resize=150%2C150&ssl=1gamer懐かしのゲーム日本のみならぬ、今では世界中で大人気の「ポケモン」シリーズの記念すべき第1弾です。 当時はあまり流行っていなかった「コンプリート要素」や「交換要素」が物凄い流行をするようになったゲームの1つと言えます。 最初は「赤・緑」の2バージョンを販売し、それぞれのバージョンでしか出現しないポケモンを捕獲、友達と交換するといったコミュニケーションツール的な役割も果たし 、当時の子供達や大人達にとてつもない影響を及ぼしました。 後に一部グラフィックや「ポケモン図鑑」のポケモン説明文、ポケモンの出現率や種類を一部変更した「ポケットモンスター青」を「コロコロコミック」での通信販売限定で販売もされました。 (青版は後に1999年10月10日に一般販売はされましたが、極めて入手方法の少ないゲームソフトであったため、中古ソフト市場でもかなりの高騰をしていました。(1996年から2000年程まで放送されていた「64マリオスタジアム」での「ポケモンリーグ」というコーナーでのプレゼントなど) 更に映画「ミュウツーの逆襲」の公開記念として1996年より放映開始しているアニメ「ポケットモンスター」の主人公サトシの相棒であるピカチュウを最初のポケモンに固定し、アニメ要素をふんだんに盛り込んだ 「ピカチュウバージョン」が1998年9月に発売されました。(当時のコロコロコミックでは2作目の「~金・銀」が製作を延期、遅れてしまっている事へのお詫びとして急遽販売したとのこと) ゲーム内容 主人公(名前は特に決まっていない)はある時、近所の「オーキド博士」に呼ばれ、彼の研究所に向かうのだが博士はおらず、街の外にある草むらに入ろうとしたらオーキド博士に「入っちゃいかーん!」と呼び止められ、彼の研究所へ向かう事に。 そこで3匹いるポケモンのうち、1匹を選んで自分の相棒とし、博士より自分の夢である「ポケモン図鑑」の完成を依頼されます。(本人は年のせいでもうムリはできないとのことなので) 主人公はカントー(日本の関東をモデルにしている模様)地方を旅し、各地のポケモンジムに挑んだり、各地で悪事を働く「ロケット団」と戦ったり、最終的にはポケモンリーグに挑み、チャンピオンとも戦う事になります。 (図鑑はチャンピオンにならないと行けないダンジョンにいるポケモンを捕獲しないと最後まで完成できない) 図鑑を完成させるには「野生のポケモンをモンスターボールなどで捕獲」「手持ちのポケモンを進化させる」「NPCのキャラもしくは友達と通信交換を行う」「NPCからプレゼント、ゲームコーナーの景品」といった方法で入手し、1つずつ埋めていきます(当初は150匹でしたが、とある事情で151匹に) プレイして面白い点 お手軽にポケモンを育成し、相手と交換・対戦が出来るというのが大きな点です。前述のとおり、これが一つの「コミュニケーションツール」という役割を果たしており、「バージョン違いの友達を探してポケモンを交換してもらう」楽しみも出てきました。 シナリオもいたってシンプルな為、深く考えずにプレイが出来るし、いろいろなところに細かい設定などがあるので、考えるのが好きな人にはそのあたりの考察も可能です。 プレイして良くなかった点 とにかくバグの多さがよくも悪くも印象が強いところです。場合によってはセーブデータの破損もあり得るのでそれでセーブデータが消えて最初からやり直す事も…。 あと、初代故仕方ない事だとは思いますが、通信対戦のバトルバランスが酷すぎました。(これは後にピカチュウ版やニンテンドー64のポケモンスタジアム等でルールが追加され、マシになりましたが) 一部のポケモンが異様なまでの強さを見せていたり、全国大会などではほぼ使うポケモンが一緒という珍事もありました。 バグ 初代ポケモンの代名詞の1つともいえるのがバグの存在です。 一番有名ともいえるのは「セレクトボタンでレベル100」や「幻のポケモンのミュウを捕獲できる」などでしょうか。他にもアイテム増殖やら何やらと、数えたらキリがないくらいバグが多彩でした。 総評 最初のポケモンは収集・交換要素だけでなくバグもとにかく有名でしたが、それ以上にゲームとしての出来は最高で、メディアミックスも上手くいき、コミカライズだけでもかなりの数なうえに、ポケモンカード、テレビアニメ化などと、社会現象にまで発展したのは非常に珍しいケースです。(アニメは一度某シーンで放映自粛もありましたが、その後は何の問題もなく、2019年現在でも絶賛放映中) この後、1999年に11月21日に新作で、かつ本作の数年後を描いた「ポケットモンスター金銀」が発売、ポケモン人気が加速するわけですが、金銀へ自分のポケモンを連れていけるという嬉しいサプライズもあり、本作をよりプレイする人も多かったとか。 更には2004年にゲームボーイアドバンスで本作のリメイクにあたる「ファイアレッド・リーフグリーン」を発売、当時の最新作の「ルビー・サファイア」と通信が可能だったり、新しいマップに行ける、当時(通称第3世代)の図鑑になったので合計386種類のポケモンを図鑑に登録ができるようになっております。 そして2018年にはニンテンドースイッチでピカチュウ版をベースにいろいろ遊びやすくリメイクした「ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ」が発売されました。こちらはポケモン図鑑が初期の151匹+αに戻ってしまったものの、二人で一緒にプレイしたり、大人気スマートフォンゲーム 「ポケモンGO」と通信をしてポケモンをスイッチ側に移動したりと、面白い試みをしているのが特徴です。 現在この初代ポケモンを遊ぶ場合は3DSのバーチャルコンソール機能を使って購入する事が可能で、店頭などではダウンロードカードのみと、当時の箱や説明書を再現した特別なタイプの2種類があり、お好みで買う事が出来ますので、興味がある方はぜひプレイしてみましょう。話題や人気のゲームに関するレビューや攻略情報を紹介