概要
本作は株式会社スティングが2006年3月23日にゲームボーイアドバンス(以降GBA版)向けに販売されたシミュレーションRPGです。
同じくスティングより発売された「Riviera 〜約束の地リヴィエラ〜」や「ナイツ・イン・ザ・ナイトメア」とは世界観を共有しているシリーズではあるものの、
特にゲーム内での繋がりは無く、本作からプレイしても問題はありません。
本作からの派生として、本作の3年前を描いた「ブレイズ・ユニオン」や、完全新作の「グロリア・ユニオン」も発売されております。
ゲーム内容
古来より豊かで安定したファンタジニア王国の王女であり、本作の主人公であるユグドラ王女は、突如新生ブロンキア帝国の侵攻を受け、国王が死亡し、王都も陥落してしまったことで、
王国より受け継がれた聖剣「グラン・センチュリオ」を手に落ちのび、その先で窮地を救ってもらったミラノと共に王国の再興を目指し戦います。
タクティクスカードと呼ばれるカードを毎ターン最初に選択をし、戦闘は白兵戦でタクティクスカードを使用するためのゲージを
チャージする+攻撃をやや緩める「Passive」と攻撃を強くする代わりにゲージを消費する「Aggressive」を使い分けて相手を撃破していきます。
ゲージをチャージするとターン開始時に選んだタクティクスカードを使用する事が出来、戦局を一気に覆すことが出来ます。
更にはバトルメンバーを複数並べる事でユニオンと呼ばれるものを結成する事が出来、バトル終了後に次のユニオンのメンバーが攻撃を行います。これによりユニオンの人数が少ない相手を畳みかけたり、強敵に対して有利に戦う事が出来ます。
タクティクスカードにも性能やスキルの種類が豊富な上に戦いを重ねる事によりカードが成長し、強くなるため、お気に入りのカードを積極的に使っていくことで戦いが楽になります。
プレイして楽しめた点
戦闘面で戦略性の高いゲームシステムで、遊びごたえがあります。
リメイク版にあたるPlayStationPortable版(以降PSP版)では新規マップや難易度の調整及び追加をされており、比較的初心者の人でも遊べる仕上がりになっております。
「きゆづきさとこ」氏によるかわいらしいキャラ(オッサン系キャラクターもかわいらしい出来)や、戦闘中のSDキャラクターのドット絵の出来が素晴らしい事と、「リトライ」機能による救済措置により、敵が少しずつ弱くなるため、詰みの可能性が極端に少ないのもとてもいいです。(デメリットも存在しますが)
主人公の一人である「ミラノ」が圧倒的なまでの強さを持っているので彼を使っていればだいたいのステージは楽勝だし、ゲームの基礎を覚えられるのも良いところです。
強力だが使い捨てである「装備」アイテムをうまく活用することで難易度が大きく下がり、ゲームの攻略がより捗るものの、使い所を誤ると逆につらくなる…というのも楽しいですが、
レアだからといって勿体なくて使えないと感じる人もいるのでここは賛否両論でしょうか。
プレイしてよくなかった点
戦争モノというハードなシナリオが中盤あたりから展開され、人によっては嫌悪感を催すレベルのシナリオとなります。
ゲームシステムとしては、独自性の強すぎるシミュレーションになるので慣れない人はとことん慣れないシステムになっています。
キャラクター間の強さのバランスもとれておらず、強いキャラはトコトン強い、弱いキャラは愛があっても終盤ではお荷物になることもしばしば(PSP版だとノーコンティニュー
でマップクリアした際の能力アップをうまく使えばそれなりにチャンスあり)
PSP版では多少難易度の緩和はされたものの、やり方次第ではゲームの進行がとてつもなく厳しく、ゲームクリアまでに折れてしまう可能性もあります。
他にはコロコロ勝利条件が変化するのでいわゆる初見殺しで、何度かやり直しして戦略を練る事大前提のマップや仲間の強さのバランスがいまいち取れてなかったりと、やや癖の強いゲームです。
最大の問題点としてはGBA版限定であるものの、セーブデータの破損を引き起こしてしまう可能性の高いバグがあったり、フリーズが起きやすかったりするところです。
下がった士気(HPのようなもの)の回復手段がGBA版だと極端に少なく、かなり計画的なプレイが必要になるのも良くなかったです。(PSP版ではこの点が修正が入り、アイテムや出撃しないことでも回復するように)
総評
総合的にやや癖のあるゲームで、何度かマップ攻略のためにやり直しをする事も多々ありますが、決してクリア出来ない難易度ではないのがとても良いところです。
現在はオリジナル版にあたるGBA版以外にも難易度の調整や追加要素を盛り込み、前述のセーブデータ破損バグをはじめ問題のあるバグを修正したPSP版が存在しており、
2019年春にはスマートフォン(iOS/Android)が発売予定とのことなので、今からこのゲームを始めたいという方はそちらを手に取るといいかもしれません。
https://gamerstand.net/168https://i0.wp.com/gamerstand.net/wp-content/uploads/2019/02/main01.gif?fit=700%2C476&ssl=1https://i0.wp.com/gamerstand.net/wp-content/uploads/2019/02/main01.gif?resize=150%2C150&ssl=1gamer懐かしのゲーム概要
本作は株式会社スティングが2006年3月23日にゲームボーイアドバンス(以降GBA版)向けに販売されたシミュレーションRPGです。
同じくスティングより発売された「Riviera 〜約束の地リヴィエラ〜」や「ナイツ・イン・ザ・ナイトメア」とは世界観を共有しているシリーズではあるものの、
特にゲーム内での繋がりは無く、本作からプレイしても問題はありません。
本作からの派生として、本作の3年前を描いた「ブレイズ・ユニオン」や、完全新作の「グロリア・ユニオン」も発売されております。
ゲーム内容
古来より豊かで安定したファンタジニア王国の王女であり、本作の主人公であるユグドラ王女は、突如新生ブロンキア帝国の侵攻を受け、国王が死亡し、王都も陥落してしまったことで、
王国より受け継がれた聖剣「グラン・センチュリオ」を手に落ちのび、その先で窮地を救ってもらったミラノと共に王国の再興を目指し戦います。
タクティクスカードと呼ばれるカードを毎ターン最初に選択をし、戦闘は白兵戦でタクティクスカードを使用するためのゲージを
チャージする+攻撃をやや緩める「Passive」と攻撃を強くする代わりにゲージを消費する「Aggressive」を使い分けて相手を撃破していきます。
ゲージをチャージするとターン開始時に選んだタクティクスカードを使用する事が出来、戦局を一気に覆すことが出来ます。
更にはバトルメンバーを複数並べる事でユニオンと呼ばれるものを結成する事が出来、バトル終了後に次のユニオンのメンバーが攻撃を行います。これによりユニオンの人数が少ない相手を畳みかけたり、強敵に対して有利に戦う事が出来ます。
タクティクスカードにも性能やスキルの種類が豊富な上に戦いを重ねる事によりカードが成長し、強くなるため、お気に入りのカードを積極的に使っていくことで戦いが楽になります。
プレイして楽しめた点
戦闘面で戦略性の高いゲームシステムで、遊びごたえがあります。
リメイク版にあたるPlayStationPortable版(以降PSP版)では新規マップや難易度の調整及び追加をされており、比較的初心者の人でも遊べる仕上がりになっております。
「きゆづきさとこ」氏によるかわいらしいキャラ(オッサン系キャラクターもかわいらしい出来)や、戦闘中のSDキャラクターのドット絵の出来が素晴らしい事と、「リトライ」機能による救済措置により、敵が少しずつ弱くなるため、詰みの可能性が極端に少ないのもとてもいいです。(デメリットも存在しますが)
主人公の一人である「ミラノ」が圧倒的なまでの強さを持っているので彼を使っていればだいたいのステージは楽勝だし、ゲームの基礎を覚えられるのも良いところです。
強力だが使い捨てである「装備」アイテムをうまく活用することで難易度が大きく下がり、ゲームの攻略がより捗るものの、使い所を誤ると逆につらくなる…というのも楽しいですが、
レアだからといって勿体なくて使えないと感じる人もいるのでここは賛否両論でしょうか。
プレイしてよくなかった点
戦争モノというハードなシナリオが中盤あたりから展開され、人によっては嫌悪感を催すレベルのシナリオとなります。
ゲームシステムとしては、独自性の強すぎるシミュレーションになるので慣れない人はとことん慣れないシステムになっています。
キャラクター間の強さのバランスもとれておらず、強いキャラはトコトン強い、弱いキャラは愛があっても終盤ではお荷物になることもしばしば(PSP版だとノーコンティニュー
でマップクリアした際の能力アップをうまく使えばそれなりにチャンスあり)
PSP版では多少難易度の緩和はされたものの、やり方次第ではゲームの進行がとてつもなく厳しく、ゲームクリアまでに折れてしまう可能性もあります。
他にはコロコロ勝利条件が変化するのでいわゆる初見殺しで、何度かやり直しして戦略を練る事大前提のマップや仲間の強さのバランスがいまいち取れてなかったりと、やや癖の強いゲームです。
最大の問題点としてはGBA版限定であるものの、セーブデータの破損を引き起こしてしまう可能性の高いバグがあったり、フリーズが起きやすかったりするところです。
下がった士気(HPのようなもの)の回復手段がGBA版だと極端に少なく、かなり計画的なプレイが必要になるのも良くなかったです。(PSP版ではこの点が修正が入り、アイテムや出撃しないことでも回復するように)
総評
総合的にやや癖のあるゲームで、何度かマップ攻略のためにやり直しをする事も多々ありますが、決してクリア出来ない難易度ではないのがとても良いところです。
現在はオリジナル版にあたるGBA版以外にも難易度の調整や追加要素を盛り込み、前述のセーブデータ破損バグをはじめ問題のあるバグを修正したPSP版が存在しており、
2019年春にはスマートフォン(iOS/Android)が発売予定とのことなので、今からこのゲームを始めたいという方はそちらを手に取るといいかもしれません。gamer
noritaka.high@gmail.comAdministratorGAMER STAND
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